現在、ニュース報道等のとおり、弊社の飼育しているバンドウイルカ(メス、推定25−26歳)が小豆島(土庄町エンジェルロード付近の湾)で発見されました。
当該個体は、3月28日に午後0時過ぎに飼育施設の区域外にいるところを職員が確認し、そのため飼育区域内に戻す作業を行いましたが、波風が強く戻す作業に手間取り、午後2時すぎに見失っておりました。
捜索、情報収集にあたっておりましたが、4月2日に小豆島でのイルカの情報提供を受けて、現地へ向かって確認しましたところ、当該個体であることを確認(頭部や体表の模様や傷の跡など)しております。
個体は、体表にある程度の傷が見られますが、餌などにも反応して、全体的に健康であります。
一刻も早い、飼育施設へ戻す作業を検討いたしましたが、周辺環境等を考慮するに、例えば網で囲う行為などは、イルカへの負荷が大きくなる恐れがあり、別の場所への移動や、人への警戒感につながると判断して、イルカの負担になるべくならない方法を選択して対応して参りたいと思います。そのため、少しお時間を要することが考えられ、それまでの間は、イルカの観察及び給餌による体のチェック等を行ってまいります。
お客様、関係者様には大変ご心配をおかけする結果となりましたことを、深くお詫び申し上げます。
また、今回の件にあたり、香川県、土庄町関係職員の皆様、漁協、周辺事業者、住民の皆様にご迷惑をお掛けしているにも関わらず、温かく対応してくださりまして、誠に感謝申し上げます。
最後に、職員一同は本当に真摯に業務を行っておりましたが、このような事態になり、イルカの飼育施設としての責任を職員一同痛感しております。今後このような事態にならないため、飼育体制の見直しと反省、改善をして参ります。
株式会社日本ドルフィンセンター
代表取締役 寺山 弘樹